腰部脊柱管狭窄症とは
まずは下の動画をご覧下さい。腰部脊柱管狭窄症治療の第一人者、
中川卓爾先生が腰部脊柱管狭窄症の原因、治療法をご説明しています。
↑中心のボタンを押すと再生されます
(52秒)
腰部脊柱管狭窄症とは、加齢による脊椎骨の変形によって、腰部の神経の通り道である脊柱管が狭くなり、また脊柱管の中を通る神経を圧迫することによって痛みなどの症状が起こる病気です。
詳しい症状としては、まず腰の痛みがあり、下肢のしびれや痛み、坐骨神経痛と同じ様なしびれや痛みなどが典型的です。またこの病気特有の症状が間欠性跛行です。
これは30分程度立ち仕事をしたり、200メートルぐらい歩いていると上記の症状が出現し、また座ったり前かがみなって休むと症状が和らぎ、再び歩いたり立つことができるようになるというものです。
腰部脊柱管狭窄症のこれらの特徴的な症状を訴えた場合にはほぼ病態は決定的ですが、これらに加えてMRI検査をすることが多くなります。
腰部脊柱管狭窄症は加齢に伴って起こる病気ですが、基本的に自然治癒はほぼ期待できません。またぎっくり腰のような急性的な症状が出ることは稀で、徐々に症状が悪化していくことがほとんどです。
治療方法は基本的に保存療法を適用します。症状は日常生活の動作に依存しますが、日常生活でどこまで動作を制限することができるかなども治療方法決定のポイントになります。
保存療法を適用し、効き目があまりない、かつ、生活で必要な動作に支障があるという場合では手術を検討するようになります。
しかしながら保存療法でかなり改善されるという例も少なくはありません。痛み止めを服用して全身をリラックスさせることでも効果はあります。
また薬剤では効き目が全く無かったという場合でも温熱や牽引などの理学療法によって目覚しい改善が見られるケースもあります。痛みが比較的強いという場合ではブロック療法が効果的です。
神経に直接注射をし、そのまま血行を改善することで自然治癒の効果をかなり期待することができます。腰部脊柱管狭窄症の治療の基本は安静です。
しかし、いつまでも安静にしていると骨を支える筋肉や腱が衰えてしまい、腰部脊柱管狭窄症の症状を悪化させてしまうことにもなるので、運動療法などでできるだけ筋力を鍛えていくことがとても大切になってきます。