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腰部脊柱管狭窄症と歩行について


腰部脊柱管狭窄症とは、背骨を構成する骨の間にある神経の管が狭くなることで起こる一連の症状を指します。また首の骨におこる狭窄症もありますが、腰のレベルに起こる場合がほとんどです。これは腰がいかに負荷が大きいかを表しています。腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多いですが、脊柱管の狭窄自体は一種の老化と捉えることは可能でも、若いうちから腰のケアを怠ることで症状が出てしまいます。

また腰部脊柱管狭窄症の主な症状として、下肢の症状があります。もちろん腰の狭窄が起こりますので腰の不具合も出ますが、下肢の症状に比較するとその程度も軽度で済む場合がほとんどです。ぎっくり腰などの重度の腰の痛みを繰りかえしているうちに突然、腰部脊柱管狭窄症を発症してしまうことがあります。

また歩行によって、腰部脊柱管狭窄症の診断が可能です。主な歩行に関する症状としては、歩行していると下肢の痛みやしびれが起こり、休むことが必要になる。また休む際にどこかに座って腰を曲げることが必要になる、という例がほとんどです。その他には歩行したいのに足が前に出ない、凍りついたような感じを起こしたり、自転車や手押し車などの一連の前屈姿勢の補助具が有効になることも特徴です。

歩行困難があると、リハビリもなかなか捗りません。腰を後ろに曲げることができないため、もちろん通常の歩行の仕方では難があります。このため杖、またはシルバーカーなどが有効です。階段を登ることが面倒になる、またはぎこちなくなることも特徴的です。若い頃は力があればどんどん器用な歩き方ができた、という方も、徐々にですがゆっくりと歩行しないと躓くことが多い、という場合は腰に何らかの病変があると考えてほぼ間違いありません。

腰は常に大事にするべき部位ですが、足の症状との関連を考える方は多くありません。ですので、足の異常は腰になんらかの異常が、ということを常に念頭に置くことが大切と言えます。歩行やランニングでも躓く、という状態は精神的にもよくありません。メリハリがつかなくなる前に、できるだけ早期の受診が勧められます。