関連図について
腰部脊柱管狭窄症の症状は、腰部の背骨が複雑に構成されていることから、医師でなければなかなかその実態、関連図式を思い描くことは難しいことです。
脊柱管には、脊髄、馬尾と呼ばれる神経が通っています。腰部脊柱管狭窄症とは、腰部の脊柱管が、何らかの原因で狭くなってしまうことが原因で、その脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることにより腰の痛みや痺れなどを起こす病気です。
この脊柱管はそれを構成する骨や椎間板、靭帯などが変性することで狭くなります。脊柱は一般に背骨と呼ばれる部位ですが、頚椎から尾てい骨までつながっています。また身体を支え運動性を司って、神経を保護する役割も持っています。
特に腰椎と呼ばれる腰部の背骨は重い上半身を支えなければならず、前後や左右へと動作をするたびに大きく曲がります。体を捻ったり、反ったりするような大きな動作の際に、その柔軟性はなくてはならないものでしょう。
そして、この柔軟性は高齢化などによって損なわれやすい機能ですので、この部位の腰の痛みはとても一般的です。
腰椎は5個の椎骨より構成されています。また一番下は骨盤の一部である仙骨に連結されている部位です。腰椎は前方に向かって湾曲性を維持し、立ったり座ったりという場合でも姿勢を保つために機能します。
また、背骨の一つ一つは前方の椎体、後方の椎弓、棘突起、そして前方と後方をつなぐ椎弓根から構成されています。
この椎体は椎間板と靭帯とでずれないように連結されています。椎間板は上下の椎体をつないでいますが、適度な可動性をもっていて、衝撃を和らげる役目も果たします。
このように複雑に関連しあっている背骨の一部が狭窄してしまうのですから、その治療はやはり難しくなります。
若年から高齢まで、あらゆる年代で発症する可能性がある腰部脊柱管狭窄症ですが、50歳代~70歳代までの方々に多く発症する傾向にあります。また先天的に脊柱管が狭いと、若年層でも発症の可能性があります。